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2012年07月30日

エネルギー戦略公聴会in沖縄>オール脱原発


7月29日に那覇の第2地方合同庁舎で開催された 、将来の原発稼働の
在り方など今後のエネルギー戦略を策定するための意見聴取会において
、発言者9人全員が脱原発の立場で意見を表明。この日までに全国計8
会場で聴取会を終えたが、すべて脱原発の意見は初めてだった。

 聴取会では「再稼働ありきのシナリオ設定自体に違和感」「沖縄を再
生可能エネルギーのモデル地域に」などの声があった。福島原発周辺か
ら県内に避難してきた住民らも、経済論理ではなく、人命尊重の論理で
考えてほしいと切実に訴えた。
 沖縄の聴取会には46件の申し込みがあり、2030年に全エネルギ
ーに対する原発比率を0%、15%、20〜25%とする3シナリオへ
の意見を募集したが、8人が0%シナリオ、1人は三つのシナリオ以外
について脱原発の意見を表明した。
 
 福島県内陸部の中通り地域から那覇に避難している東さんは、エネル
ギー戦略の議論について「経済の話になってしまい生きる死ぬの話が全
くない。本当はそちらが大事。国の運営が、人の生死という自然システ
ムを無視してしまっている」と述べ、原発の安全性そのものを議論する
よう訴えた。
 那覇市在住の花城さんは、原発のない沖縄でこそ、再生可能エネルギ
ーで賄うモデル自治体の実証実験を国主導で実施するよう提言した。
 今年、東京から南城市へ移住した熊谷さんは、三つのシナリオ自体を
選択できないと指摘。0%シナリオも30年までの目標であり「遅すぎ
る。一刻も早くゼロを実現すべきだ。原発を動かすことから出発してい
るのに疑念がある」と述べた。

 国内では現在、直接的な原発はないけれど、かつて勝連半島の石油備蓄
基地の建設にからみ、原発の誘致も含めて様々な動きがあったことは今各
地で上映活動の行われているじんぶん企画の記録映画「シバサシ」にも触
れられている。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-191649-storytopic-1.html
住民の悲願であるの離島への橋の建設というアメによって島人たちは二分
され、豊かな金武湾の漁場は失った・・・けれども、住民たちのねばり強
いたたかいにより原発の建設は断念された。
あの福島原発の事故後の今も、沖縄電力は米国小型原子炉の研究を継続し
ている。また、オスプレイの配備に伴う北部訓練所へのヘリパッド建設を
ごり押しする県政の裏には、高江の揚水発電所(原発と一体の夜間発電利
用施設)が採算を無視してメンテナンスされ続けている事実を見逃しては
ならない。




Posted by まーめ at 15:06│Comments(0)
 
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